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クラウドワークスのライティング案件に関する注意事項

年度末も近づいてきて大学生も暇になり、高校卒業を控え受験も終わった人たちや心機一転何かを始めたい人たちがそろそろ増えるのでは、ということで、現在のクラウドワークスについての注意事項を列挙します。

 

ライティング(記事作成)のお仕事について、「これ詐欺ですか?」「信頼できますか?」という相談が多く見られるため、主に信頼してはいけない仕事募集についての注意事項です。

 

 

 

詐欺案件に気をつけて

 

2019年のうちから、詐欺案件での募集が非常に目立ちます。

 

もちろん、きちんとお取引できるクライアントさんはたくさんいらっしゃいます。しかし同時に、詐欺案件募集一発屋のアカウントも大量に募集かけてます。通報されて追い出されても新アカウントでまた募集、というイタチごっこ状態。

 

具体的に言えば、簡単作業で月30万とかは、まずもって詐欺です。CW規約違反である契約前のLINE登録・交換を行い、「業務の説明はラインでセミナーを受けて、それから契約するか決めて〜」とか言い出す案件はワーカーのアカウント情報を狙っているのかもしれません。

 

仮に契約しても、待っているのはかつての情報商材で見られたネズミ講のようなシステムだと言われています。

 

応募しようと思ったら、まずは当該案件を出しているクライアントさんのプロフィールを見て、以下の点を確認してみてください。

  • CWへの登録はいつか(新しい日付ほど信頼性は低い)
  • これまでの募集実績は何件あるか(少ないほど信頼性は低い)
  • 評価は何件あって、☆はいくつか(少ないほど信頼性は低い・☆は最低でも4.5)
  • 本人確認はしているか(しているほうが望ましい)

 

文字単価0.3円未満の記事作成は、もはや時代遅れ

 

記事作成案件の報酬はピンキリですが、1文字0.3円以下はオススメしません。ワーカー搾取前提で募集しているか、そもそもお金がないか、ワーカーを軽んじているかのケースが多いです。何年か前は0.3円もザラでしたけど、今は単価上がってきてます。

 

おすすめなのは文字単価0.8〜1.2円で報酬額が設定されている案件です。きちんとライターに報酬を出そうという姿勢があり、発注になれているクライアントさんが多い印象です。1.2円くらい出せるのは、クライアントさんのところの事業が安定しているか伸びているか、事業を始めたばかりでもしっかりやる気があると考えて良いように感じます。

 

単価0.5円くらいの案件は、ライターを始めたばかりの方ならいいかもしれません。相場より低い報酬ですが、受注しながら育ててもらい、やがて卒業して別案件の受注に繋げるか単価アップを狙うという道があります。実績にもなりますしね。

 

文字単価3円以上のものは滅多に見かけませんが、あるとすれば専門的か高品質かニッチかグレーなものを求められると覚悟しておくほうが無難です。ライターとしての危機管理能力に少し自信を持てたらチャレンジしてみるのが良いと思います。

 

受けちゃいけない危ない案件

 

最後に、受けちゃいけない案件を列挙します。CWの規約違反かリスクか高い案件です。

 

「こちらの案件では採用できませんが、親会社が募集している案件にご紹介します」とか言われる案件

 

「こちらの案件」で採用されないのは実力不足やタイミングの問題でアリだとしても、代わりに「親会社が募集している案件」に、CWを介さずに直接応募させるのは規約違反です。

 

CWで仕事を探し、ワーカーを探し、「じゃあこの人を採用したい」「この仕事をしたい」となったら、CW上で契約する必要があります。

 

仕事内容や報酬体系が意味不明な案件

 

詐欺案件に多いです。どんな仕事をするのか分からないけど、普通に働いたらとても達成できないような高額な報酬が設定されている案件は高リスクなので、受注をオススメしません。

 

具体的には、「簡単コピペだけ」「簡単な情報収集だけ」「簡単なデータ入力だけ」など、仕事のしやすさをアピールしつつ「本気で稼ぎたい方限定」などの「あなただけ感」を演出しているものが多い印象です。

 

先述したクライアントさんのプロフィールチェックでもひっかかるようなら、受注はやめたほうが安全です。

 

アプリや商品評価で、高評価しかつけちゃいけない案件

 

Facebookでも問題になりましたが、報酬をもらってECサイトの商品レビューやスマホ用アプリレビューや、レビューサイトへのクチコミ投稿を行うことは、あっちこっちの利用規約違反になります。

 

クラウドワークスに迷惑かけることにもなるので、受注してはいけません。

 

高評価レビューを依頼してくるクライアントさんがどういう方かは分かりませんが、想像するに以下のような方々なんじゃないでしょうか。

  • 自分の開発したアプリに高評価をつけたい
  • レビュー数を増やして自分が関わるECサイトの利用率を上げたい
  • 自分の店のレビューを上げて客を増やしたい
  • 当該商品のアフィリエイトをやっているので、その商品のレビューを上げて購入に結びつけたい

 

レビューを上げたいという意識自体は別にいいんですけど、それを有償でやるのは、消費者に誤認させることになりかねないため、多くのサービスで禁止されています。

 

気をつけるべき案件

 

受けちゃいけないとまではいかないけど、気をつけなきゃいけない案件もあります。一言で言えば、募集実績の少ないクライアントさんや、募集は多いけど成約が極端に少ないクライアントさんの案件です。

 

募集実績の少なさがそのままダイレクトに信頼性の低さになるわけではありません。最近登録したばかりだけど優良なクライアントさんもいます。

 

ただ、募集実績が少ないと、ワーカーに対してどう接したらいいか分からないというケースがあります。結果、コミュニケーションがうまくいかず、CWのシステムにも不慣れで支払いや検収が遅れる可能性が高くなります。

 

募集件数は多いのに成約件数が少ない場合は、他のワーカーさんが応募しないクライアントさんである可能性が高いか、応募していても採用していない可能性が高いクライアントさんです。前者の場合は仕事のしにくさが原因かもしれません。後者の場合は・・・理想が高くて採用できていないか、そもそも採用する気がなくお試しで募集かけてるかです。いずれにせよ、パートナーシップはあまり良いとは言えません。

 

気をつけるべき案件に応募するのは、CWでの受注に慣れて実績を積み、ワーカーとしての評価が高くなってからにするほうが賢明です。始めたばかりのワーカーは軽んじられてしまうので。

 

 

細かく言えばもっとありますが、とりあえずは以上、クラウドワークスのライティング案件に関する現場からの注意事項でした。